活動報告

予算委員会厚生労働分科会で質疑 2006年3月

3月1日、予算委員会の分科会で質疑に立ち、主に労働行政について、質問をしました。その要旨をご報告します。


薗浦 我が国は、昨年から人口が減少し始めた。また、フリーターやニートの増加、外国人労働者の問題もある。今後、労働行政はどうあるべきか。

厚労省 人口減少社会は、多くの人が働き手として、能力を十分発揮できる仕組みが重要だ。高齢者、女性あるいは若者への就業支援を推進し、全員参加型社会をつくる。一方で、働き手が減るので、1人1人の能力を高めて生産性を上昇させていくために、能力開発や人材の有効活用に強力に取り組む。

薗浦 人口が減る以上、労働の参加率を高めること、それから生産性を上げることが私も非常に重要だと思う。
放課後児童クラブについて、いろいろな意味で改善をしてくれという話を聞く。利用される方のニーズを吸い上げて、それを施策に反映される仕組みというのはどうなっているのか。

厚労省 放課後児童クラブの国庫補助についてだが、1日6時間を超え、午後6時を超えて開設しているクラブには加算している。地域や利用者のニーズに応じた対応ができるように努力する。ただ、いつまでもお預かりするというのもいかがなものか。地域の助けもかりた支援の取り組みがよいと思っている。

薗浦 確かに、ニーズがある一方で、本当に子供にとって何がいいのかというのを考えると、預かりっ放しというのでは、問題があると思う。費用を、3分の1ずつ国と県市で負担をしているが、地域のニーズに合った運営という意味で、権限も含めて移譲をしていくべきではないか。

厚労省 今後のあり方については、文部科学省との連携だとか、クラブのニーズが高くて、まだまだ必要なところに整備が追いついていないということもある。予算の増額など宿題があり、多方面から検討する。

薗浦 幼保の話も文科省だ、厚労省だという話だったが、垣根を取り払って、子供のためになるような施策を考えてほしい。
若者自立塾について、予算と予定人数と、今年度の現状、予算執行状況は。

厚労省 予算では20カ所、1200人と予定していた。準備に時間がかかり、7月に3カ所でスタートし、20か所全部出そろったのは、昨年11月。2月1日現在、塾生の総数は432人。うち118人が仕事についた。

薗浦 118人で10億円。費用対効果の面でいかがなものか。

厚労省 npo等の団体にやっていただいているが、実績を踏まえて精算で支給する。

薗浦 来年度は11億という予算を計上している。当然、塾生を集めるとか周知を図るための方策を用意しなければ、また同じようなことになってしまうのではないかと危惧をする。

厚労省 本人は当然だが、親への積極的な働きかけが効果的ではないかというふうに思っている。いろいろな広報、メディアを使い、特に親に対する訴えに努めていきたい。

薗浦 短時間正社員制度についてだが、この制度はワークシェアリングの考え方から生まれてきた。ワークシェアは、景気が悪いときに、多くの人々が仕事を分け合って少しずつでも働けるようにしましょうよという考え方だったはずだ。なぜ、景気回復の、このタイミングで新規にやるのか。

厚労省 確かに、景気の悪いときに緊急避難型で少ない仕事を分かち合うタイプのワークシェアリングもある。今回は多様就業型ワークシェアリング。勤務の仕方を多様化することで、女性や高齢者を初めとした多くの方々に雇用機会を提供するという意味だ。働き過ぎの労働者にも、ライフスタイルに応じた多様な働き方を提供することが可能となる。労使双方にとってメリットが大きい。

薗浦 短時間正社員ということは、フルタイムの正社員ではない、一方でパートタイマーさんでもない。労働条件の決定が非常に難しいが。

厚労省 まず労使で十分話し合っていただくことが必要だ。

薗浦 要望が2つある。1つは、我が国はものづくりに立脚した国だ。短時間正社員、パートへの労働の移管が進むと、技術の伝承という意味でどうかということ。もう1点は、制度が使用者側の言いわけのように使われると、昼も短時間で働いて、それだけじゃ食っていけないから夜も働かなきゃならないという例が出てくるんじゃないかと。そこは留意をいただきたい。
次に、労働から離れるが、医療のレセプトの話だ。医療費レセプト電算化は、諸外国がかなり進んでいる。電算化で、医者側、患者側、医療費の面からどのようなメリットがあるのか。

厚労省 医療機関は、紙レセプトの印刷とか分類の手作業が大幅に軽減する。請求の必要事項の記載漏れ、あるいは誤記入がシステム上機械的にチェックされ、診療報酬請求に係る業務量の軽減、事務処理の迅速化につながる。
被保険者の受診状況あるいは医療費の状況を把握することが容易になりまして、保健事業への活用を図ることができるといったメリットがある。


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