活動報告

踏切の安全に関する集中質疑で質問 2006年3月8日

3月8日、衆院国土交通委員会で、踏切の安全に関する集中審議が行われました。自民党トップバッターとして、質問に立ちました。要旨をご報告します。


薗浦 竹ノ塚の事故から間もなく1年だ。この1年の間、国土交通省として踏切事故対策にどのような取り組みをしてきたか。

国交省 踏切の除去、速効対策による交通の円滑化を両輪として、スピードアップに努めている。連続立体交差事業は、自動車の多い幹線道路の踏切を対象としてきたが、歩行者交通の多い踏切にも支援できるよう、制度改正を図る。
竹ノ塚駅周辺地区においては、都が策定した基本方針において、立体化の検討対象区間として位置づけられている。事故の後、検討を急ぐよう要請し、立体交差の形式や駅周辺のまちづくりについて検討している。

薗浦 そもそも、道路と鉄路が交差する踏切というものは、あったよりない方いい。そういう観点から立体交差化を進めてほしい。
法律の個別の具体的な内容を伺う。改良すべき踏切道を、国土交通大臣が指定をする。指定期間が5年間延長されるが、平成13年度からの5年間で、どのぐらい効果を上げているか。

国交省 平成13年度から5カ年間に、新規に指定した箇所は、立体交差化約190、構造改良約190だ。対策が完了する箇所は、立体交差化約100、構造改良約160となる予定だ。

薗浦 踏切の指定は、地域の事情が当然出てくる。地元の意見をどう吸い上げて、今後はどのようなスキームを考えているのか。

国交省 地元の実態、意向を踏まえることが重要だと認識をしている。全国すべての踏切を対象に、総点検を実施しており、地元の意見を含む地域の実情を踏まえ、5カ年の整備計画を策定していただいている。

薗浦 地域の事情によっては、整備により、立ち退きが生じるなどの問題もある。そうした場合、国の指導や勧告が必要になると思うが。

国交省 今回の改正では、新たに勧告、報告制度ということで、地域の実態に応じ、国土交通大臣が勧告なり報告を求められるような規定を盛り込んだ。

薗浦 法律で新たに歩道橋と歩行者横断施設というものが加わった。理由は。

国交省 歩行者や自転車向けの対策として、踏切内の歩行者の通行帯、歩道の部分の拡幅を図るほかに、横断歩道橋等を設置し、歩行者や自転車が円滑に通行できるようにしたい。

薗浦 交通弱者に配慮したバリアフリーの観点はいかがか。

国交省 バリアフリーの観点は極めて重要だ。歩道橋等の整備は、エレベーター、エスカレーターを設置するなど、高齢者、障害者の方にも配慮しつつ、安全かつ円滑な移動ができる対策を実施していく。

薗浦 今改正で立体交差事業に対し、無利子貸付制度が創設される。具体的にどういう申請をして、どういう事業に対して行われるのか。

国交省 連続立体交差事業は、鉄道事業者にも事業費の一部の負担を求めている。対策を促進するため、事業者の積極的な参画を得るインセンティブとして、鉄道事業者の負担に対し、長期無利子貸付金を貸し付ける制度だ。

薗浦 鉄道事業者の負担というのは総事業費の1割程度だ。地方自治体に対してはどうか。

国交省 地方公共団体に対しましても制度的な支援、人的な支援、それから資金的な支援というものが必要になろうかと思っており、来年度地方公共団体の体制と資金の両面を支援する制度も用意していきたい。

薗浦 鉄道は運輸省、道路は建設省だった。国土交通省として今は一緒になったが、当然進めやすいはずだ。現状は。

北側
国交大臣
鉄道局、道路局、都市局と、旧運輸、旧建設の両方の所管の局が一緒になって、改善に全力を挙げて取り組みたい。踏切道の問題も省庁再編統合の大きなメリットを出すべき場面だと考えている。


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